カテゴリ:しまなみ海道旅日記( 12 )

しまなみ海道旅日記6 (8月16日 直島へ)

高松港からフェリーに乗り、一時間ほどで到着。
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バスに揺られ、地中美術館へ。
写真はNGだそうで、カメラを受付で預けることになりました。
クロード・モネの作品、「睡蓮」は、好きでした。
心地がいいので、長いこと、空間に、たたずんでいました。

地中カフェでランチをしました。
ガラス越しの、ほんのりしている海を眺めながら。
バナナのケーキの上にアイスがのっかているのが、特においしかった。

この日の観光客は大勢いましたが、ひとりできている人は、ほとんどいなかったように思います。
みんな、感想を言い合ったり、笑いあったり、しています。
ワタシはひとりでしたが、退屈はしませんでした。


大好きな草間さんの作品。
なんというか、色使いにぞくぞくします。
かわいらしく、毒がある。
品、もある。
圧倒されます。
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歩くと、次々に違うアーティストの作品があらわれます。
外なので、撮影してもいいみたいです。

このあいだに立って、記念撮影をしたかったです。ツルン、としています。
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帰りのフェリーの時刻まで、外で待っているのも、なんだなと思い、宮浦港の目の前にあった喫茶店にはいる。
すると、自転車からきゅっと降りて、女の子が先にお店へ。
そのあとを続けてお店にはいると、年配の女主人に、お友達同士かと勘違いされました。
古そうな、雰囲気のあるお店です。
先にお店にはいったその子はカレーを注文しました。
ワタシは、2メートルぐらいのカウンターに座って、コーヒーを注文しました。
カレーを食べたいところを、ぐっとがまんしました。
高松に帰って、うどんを食べると決めていました。

ワタシの左隣には、一人旅の子が座っている。うんと、若くみえる。
少しだけ、話す。話しても、男の子か、女の子か、分からない。
眼が、強い、印象的な子でした。

女主人は、よく喋る。東京で一軒家を購入した立派な息子さんのことを、おしえてくれる。
句読点なしに、喋る。
祝詞のように聞こえてくる。内容がところどころ聞き取れない。
句読点なしだから、息継ぎのタイミングを見計らい、へぇ~、とか、すごいですね~、とか、相槌をいれてやる。
「男は賢いほうがいい。賢い男を選べ」何回も女主人は言う。
フェリーが到着した様子だったので、そろそろといったかんじに立ち上がり、ワタシは言う。
いろいろと、ためになるお話を、ありがとうございました、と。

外まで女主人は見送ってくれる。また、来なさい、と言ってくれる。

昔はなんにもなかった島だ、と言っていた。淡々とも、しみじみとも、とれるような言い方で。
ずっと、この島に暮らしている。
お店を開いてから、何十年と月日は流れ。
苦労して大学にまでいかせた息子のことが、誇りなのだ。

女主人がお店に引っ込んでから、ワタシは振り返ってみる。
振り返ったお店の二階には、洗濯物がぽつんと干してあった。
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by soratohana | 2006-09-14 01:30 | しまなみ海道旅日記

しまなみ海道旅日記6 (8月15日 高松へ)

前日に高松のホテルを二泊予約した。
ちょっといいホテルに泊まっちゃおうかな~と、思い切ってみた。
フロントで、「ご予約いただいていたお部屋よりワンランク上の、角部屋をサービスでご用意致しました」
?サービス?なんで?よくわかんないけど、アリガトウございます。
部屋にはいるなり、パノラマの窓に大興奮。
海、丸見え。
うっ、うれしい。
普段東京で、海なぞ見ない生活を送っているものにとって、これは本当にうれしい。
しばらくぼけ~と眺めていました。
明日は、あのフェリーで直島に行くのね、ふふふん、なんて思いながら。
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ホテルに感謝。
大感謝!













うどん屋、どこがいいのか分からず、川福本店、に行きました。
老舗でしょうか。
その後、てくてくてくてく、歩きました。
お店を見たり、行きかう人々を見たり。
こういうとき、なにか、考えているのか、考えていないのか。
とにかく、てくてくてくてく、歩くのです。
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夜は、TVをつけて、甘いもの食べて、窓から真っ暗な海を眺めます。
時折フェリーがやってきて、それをじっと見つめます。
光のてんてんも、ちらほら見えます。
フェリーが行ってしまうと、完全な闇です。
完全ではないのかもしれませんが、ワタシには完全な闇、に見えます。
至福の時間です。
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by soratohana | 2006-09-12 01:03 | しまなみ海道旅日記

しまなみ海道旅日記6 (8月14日 道後温泉)

路面電車に乗り、道後温泉へ。
道後温泉本館の前は人でいっぱい。
小腹がすいたので、ぐるっと歩く。これといってココロヒカレナイな。
駅前に戻り、二階にあったお店にはいる。
はいると、おばあさん、オジサン、がこちらを見た。
おばあさんは、お店のヒトかな。立っている。
オジサンは座っている。
目が合うが、何も言わずこちらをじっと見るばかり。
アレ?準備中?
慌てていったん外にでるが、営業中の札、かかってる。
かかってるよね。確認。
もういちどお店にはいると、オープンキッチンにいたお兄さんが気付いて声をかけてくれた。
注文をして、窓の外を、なんとはなしに眺める。
ピラフを炒める音が聞こえてくる。

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やはり・・・このおばあさんはお店のオーナーかなにかだな。
しゃきっとした風情だ。はきはきとしゃべっている。
オジサンはお客さん。コーヒーかなにか飲みおわっている様子。
話し込んでいる。

おばあさん「主人がね、猫が嫌いなの。アタシは猫が大好き。主人はシェパードを3匹飼っていたの」
オジサン「それはそれは、シェパードっていったら高価ですよ。たいしたもんだ」
おばあさん「そうらしいわね。でもアタシは猫が好き」
オジサン「80歳にはみえないですね。たいしたもんだ。店の立地もすばらしい。商売は場所のいいとこに限る。窓からみる風景も、いい」

オジサン、長居していたらしい。もぞもぞしだした。
じゃあそろそろ・・・といったかんじに立ち上がり、一言。
「すばらしいお話を数々と・・・ありがとうございました」

スバラシイオハナシヲ・・・オハナシヲカズカズト・・・
このフレーズ、おんなじようなシチュエーションで使えそうだなぁ。
覚えておこう。

またまた道後温泉本館の前へ。
人が、いっぱい。
神の湯、だけがあいている。
流されるまま、タオルの受付へ。
おばちゃん、早口に、「タオル、カイ、カリ、どっち?」
へっ?
たたみかけるかんじで、うまく聞き取れない。沈黙していると、
「買うの?借りるの?」
か、借り!と慌てて答える。
ふう~。温泉はいる前からこんなかよ・・自分に突っ込みいれつつ・・

スゴイ。裸婦、いっぱい。ちかちかする。
湯船の少しだけあいたスペースをみつけて、風呂につかる。
熱い。
でも、気持ちいい。
湯船の脇で、身体を泡だらけにしているおばあちゃん。
泡が、ワタシの顔にとんでくる。
ずーっと、身体をこすっている。
ずーっと、だ。
心配になる。
皮膚、こすりすぎ・・・



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風呂上りに、記念撮影をした。
うしろに、「坊ちゃん」発表100年、とある。
携帯なので、手をぐっと前にのばして、撮る方法だ。
シャッターを押した瞬間、風がびゅっとふいて、ほっぺたに葉っぱがひっついた。
いささか、驚いています。
驚いているようにも、
いないようにも、
みえる顔。
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by soratohana | 2006-09-11 01:16 | しまなみ海道旅日記

しまなみ海道旅日記6 (8月14日 今治から松山へ)

今治駅前のパン屋で焼きたてアップルパイを頬張りつつ、松山へ向かった。
チャリのBD子をホテルに預けて、道後温泉に行こうと思う。
チェックインまで時間があったので、とりあえず駅前でお茶することにした。
ステラおばさんのクッキーカフェ。ステラおばさん、カフェまでやってるんだね・・ふふふ
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BD子もさぁ、お茶、したい?いひひ












明日の予定を決めていなかったので、ガイドブックを熱心に読む。
熱心に読んでいると、後ろの席から、かわいらしい実直そうな女子に声をかけられる。
「一人旅ですか?」
ワタシがうなづくと、うれしそうな声で
「私もなんです。東京から。一人旅初めてで、今日で4日目なんです。」
ワタシも東京からデス。
「わぁ!私、大学生なんですよ」
大学生・・つーことは、ワタシと10歳ちがう?いやいやもっとか?つーか、大学生ってそもそも歳いくつだっけ?
へーぇぇ、若いんだねぇー。声のトーンが、うわずる。
「でも、一人旅していて、なんで一人旅にでたのかなぁって・・私、何してるんだろうって・・」
そっそうかぁ。ナントナクわからないでもないよ、その気持ち。
「もう東京に帰るんです。本当はアートの島にも行ってみたかったんですけどね」
えっ?アートの島って、もしかして、チョクシマ、のこと?さっき、Yちゃんからメールきたんだ。もし、高松行くなら、直島がいいよって。アートな島ですって、おしえてくれた。
「あーたぶんそうです。行き方、よくわからないんですけどね。ぜひ行ってみてください」

偶然だ・・コレは、ひょっとして、ひょっとしたら、チョクシマに行けってことかしら・・・?
にしても、直島ってナマエ、はじめて聞いた。

駅近くに、ネットカフェって看板でていたな。直島、調べてみよう。
えっ・・・?会員になるんだ、ネットカフェ。初めて利用するから勝手がわからない。
松山で会員。次、いつ使うかな。
扉を開け放したまま、ネットで調べる。メモも用意。
   「お客様・・扉、お閉めしましょうか?」
へっ?扉・・?いやいやいや、イイです。
何故か、かたくなに断るワタシ。
扉、閉めるものなのか。だからさっきから、後ろ通る人が、ちらっとこっちを見ていくんだね。
・・・飲み放題ジュースをすする。

おや?チョクシマ、じゃない。ナオシマかぁ。フェリーで行くのかぁ。
即決定。明日は高松に行こう。

さてと、温泉につかりにでも行きますか!
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by soratohana | 2006-09-06 01:45 | しまなみ海道旅日記

しまなみ海道旅日記5 (8月13日 因島から今治へ)

気持ちのいい朝 
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自動販売機をみつけたら、すぐに水分補給することに決めていた。
冷たいのが飲みたい。
ペットボトルを持っているが、すぐになまあたたかくなる。

去年、屋久島の縄文杉にトレッキングをしたとき、ガイドさんが教えてくれた。
こういうとき、ポカリスエットがいちばんいい。
年配の方などは屋久島の水がおいしいからといって、ぐいぐい飲むのは、よくない。
ばててきたら、ポカリスエットの粉を水に溶かしてムリムリ飲ませる、と言ってたっけ。
なので、ワタシは素直にアクエリアスをぐいぐい飲んでいた。
(ポカリスエット、あんまりみかけなかった)
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Tシャツは速乾性。
ズボンも速乾性。
夜、洗えば朝にはもう乾いてる。
かしこ。








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伯方島で、やきそばを食べる。やきそばって、文字をみかけると、ふらふら~と近づいてしまう。
おそるべし、やきそば。
伯方の塩ソフトクリームも、もちろん食べる。





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来島海峡大橋まであと少しだ。看板がみえたとき、なんともいえない気持ちになる。

橋へ上がる自転車専用路のスロープには、ひょろひょろな何かが、これみよがしに沢山落ちていた。
ペタンコだったり、ペタンコじゃなかったり。
長いゴム・・?ミミズかぁ・・。ミミズってこんなにでかかったけ・・?
そんなことを考えながら、必死の形相で坂を上がるワタシの前を、バ~カといいたげな顔をした蛇が横切っていった。
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海を真横に眺めながら、ときにはセミの大音量をもう勘弁ってほど浴びながら。
ペダルをこぐ、ただそれだけのことが、たのしい。
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道の駅で海鮮丼を食べ、最後の来島海峡大橋を渡った。
サンライズ糸山に寄ってから、今治駅に向かう。
今夜は今治で泊まる。
レンタサイクルがあるたびに、空気入れ、ないかな~と寄った。
簡易的な空気入れ、持ってはきているが、小さいので入れづらい。
BD子に合う空気入れ、どこのレンタサイクルにもなかった。英式だけあるんだね。
どっかのレンタサイクルのおっちゃんが、「前にもタイヤの穴が違うってんで、空気入れられずに困っていたお客さんがいたんだよね~」
・・・だったらおっちゃん・・・いっこ買っといて・・・

今治駅に到着するまでに、ふつふつとこみ上げてくる。うれしいのだろうか、ワタシ。
メーターを見る。タビにきてから100キロ、超えていた。
思わず口にだした。やった!

もう少し、島に泊まればよかったかなぁ。
今治駅周辺は、なーんもない。
ビール飲んでねることにする。
明日は松山へ。
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by soratohana | 2006-09-05 00:23 | しまなみ海道旅日記

しまなみ海道旅日記4 (8月12日 因島つづき)

自転車で走っていると、道々、おなじく自転車に乗っている方々がワタシに声をかけていく。
さわやかなおにいさん、「こんにちは」
さわやかなおじさま、「新しいBD-1だね!」
ワタシが、
こんにちは~へへへぇ~などとニッコリとする間もなく、
しゃーーーとした速さで通り過ぎていってしまう。
はやい・・はやいよ・・しかも坂道上りだし・・
あんなふうにかっこよく自転車に乗ってみたいなぁ・・そんなことを考えながらも、
ホテルみやじま、に到着。外観をみたとき、まったく期待せず。
しかし!
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部屋にはいったとき、
いっぺんで気に入る。

この、広さ、
空気感を。







むちゃくちゃおなかがすいていたので、ガイドブックにのっていた、泳魚料理・土井、に
いそいそ出かける。
出かける前にホテルの方に、場所を聞く。
すると大きな地図をだしてきてくれて、丁寧に説明をしてくれた。
「ここから歩いたらねぇ、15分はかかるんじゃないかなぁ」

・・・5分もかからなかったよー。
時間の感覚が、ゆっくりなのかなぁ。いいなぁ。
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ハラホロヒレハレ~あなご丼、おいしいおいしい~











あまりにおいしくかんじられ、やっぱり寿司も食べたいなぁ、と思い、ご主人に、また3時間後にきますね、このガイドブック見たんですよって言いました。
するとご主人、ハテナって顔で、「あーこれ、10年前に取材うけたやつだ」
でもこれ、2006年初版ってかいてありますよ。ご主人、笑ってた。
ご主人の顔写真は10年前のもの・・あなご丼の写真も・・かな?
だとすると、10年前から、あなご丼、このルックス、この味を保っているんだ・・


日焼け止めを、顔、腕、ばっちりと塗ったはずなのに、
気がつくと手の甲がちりちりと痛い。
手の甲・・日焼け止め塗るのを忘れた。気づいたときは遅かった。
あと、髪の生え際、と耳まで日焼け。
帽子もかぶらずいた。
帽子かぶる気分じゃなかったのだ。きっと。
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いそいそと寿司を食べに・・
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ビール&タコ天&茶碗蒸し&寿司&鉄火巻き
食す。
おおいに食べた。
こんなに食べても5千円いかなかったような。
食べているあいだ、ご主人からは話しかけてこない。
ワタシも、話しかけない。
ぼんやり隣の夫婦の会話を聞いたり、ぼんやり隣のカップルの会話を聞いたり。
地元の人たちだ。
たまに目があうと、笑いかけてくる。
ゆらゆらゆらゆらしているなぁ。呑んでいるからかなぁ。
気分がよいのだ。
夜の商店街を帰るのだ。
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by soratohana | 2006-09-04 00:39 | しまなみ海道旅日記

しまなみ海道旅日記4 (8月12日 因島へ)

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いよいよ渡る。
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BD-1カプレオのうしろについているのは、和田サイクルさんで購入した、セキサイダー。
BD-1カプレオを折り畳んで、ゴロゴロ運ぶのに、とても便利。

向島へ渡るフェリーがきました。運賃70円。
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ほぇ~。もう到着。
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チャリに乗る。よろしくたのんだB-子。

ひたすら走る。
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容赦ない陽。坂道をくだるときの、風をきるかんじがたまらない。
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のんびり釣りしてる~。ワタシは汗だらだら、ペダルをこぐ。このギャップ。
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首にまいた、なんちゃってスカーフタオルはお気に入り。見た目は笑えるがすぐれもの。
コレ、まいてるのと、まいてないのとの差といったらぁ、ちがうのよ。マジで。
汗事情がね。






まっすぐまっすぐつきすすめ
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日陰のない道がつづいていく。時折不安になる。
振り返って見えた景色に、ぽつんと咲いていた。
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因島で今夜は泊まるのだけれど、因島の先までとりあえず行ってみた。
行ってみて、暑さでバテ気味ピーク状態に。
そんなとき、手作りドルチェこの先800M、の看板が!アイスだ!
あたまんなかはアイスのことだけ。
アイスに向かってひたすら漕ぐ。
ひゃっほう!

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伯方の塩アイスと因島みかんアイス。
塩がほどよくきいて、疲れたカラダに最高うまい。
うまい、うますぎるよ~。
ひゃっほう!





浮かれはじめたワタシ
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by soratohana | 2006-09-02 00:03 | しまなみ海道旅日記

しまなみ海道旅日記3 (8月11日 尾道ぶらぶら つづき)

泊まるホテルがここからみえる。イマはこんな高いところから。
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文学のこみち ブンガクのコミチ ブンガクノコミチ 人は誰もいない。
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志賀直哉旧居に寄る。
受付のおじさまが志賀直哉さんのことを教えてくれた。
じっと耳を澄ます。
帰り際、雨がぽつりぽつりと。
黄色いちゃんとした傘をくれた。少しの雨なので断ると、いらない傘だからといって、くれた。
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傘をひろげてよくみれば、小さな穴がところどころに。
恐縮していた心が少しだけ和らいだ。

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好きだった装丁。
黄色のワンピースがかわいらしい。
きんいろの風
、というタイトルがなんともかわいらしい。



夕空へ、むかいます。
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おのみち映画資料館では、壁に写真がたくさんはってありました。
海辺で笑う、女優と思われる方々の素顔。
ひざ下スカート。
ぴっちりつめた髪。
可憐さ。

浄土寺では、たまたま犬がいました。飼い主がしきりに、モモちゃんと呼んでいました。
モモちゃんはうちの猫とおんなじ名前です。
同じ日に、向こうから二匹の犬がきました。女性の飼い主は、マロンちゃんと呼んでいました。
マロンちゃんもうちの猫とおんなじ名前です。
ささやかな偶然が聞こえてくる。
そんなことに、喜んでしまうワタシがいる。いつもなら、素通りのことに。

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尾道ラーメン、おいしすぎる。

隣の席では、親子が仲良く食べている。
母親のほうが、娘のを勝手に一口食べたら、娘は一言断ってから食べてと言った。
黙り込み、席を立つ母親。そのまま料金を払い出て行った。
娘は何事もなかったように、食事を続ける。
・・・
親子、とはそんなものだ。
たぶんいくつになっても。
帰ったら、さっき喧嘩したことは忘れて、一緒におやつでも食べるんだろうな。

ホテルの前から夜の海を眺めていました。
背後から、聞いたようなセリフが。
「この景色、すばらしいでしょう!写真、撮りなさいよ」
???
「また会ったね。狭い街だから、会うよね。まぁ、隣にきて、一緒にこの景色を眺めましょう」
と、ちょこんと下の階段に座り込むオジサン。

ワタシはどうしても、ひとりでビールを飲みながら夜の海を眺めていたかったので、いったんホテルに戻る。
ロビーで缶ビールを買いながら、どうしよう・・オジサンの分も買ったほうがいいのかな・・さっきの口ぶりだと、しばらく眺めてるってかんじだったな・・
としばらく考える。
結局買わずに、またすぐにさっきの場所へ戻った。
もういない・・オジサン・・いないよ。

後日、母にこのことを話したら、「幽霊じゃないの?たぶんそれ、幽霊だよ。とうとうみちゃったね~」
えっ・・?そんなリアルな幽霊・・。リアルすぎやしないか。

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by soratohana | 2006-09-01 01:11 | しまなみ海道旅日記

しまなみ海道旅日記3 (8月11日 尾道ぶらぶら)

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へっへっへ。
とりあえず、お茶しよ、お茶。
さっき、ソフトクリーム食べたばかり。デモ、
ワッフルは別腹。

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ロープウェイに乗った。キレイな添乗員さんもいる。瞬間、雷が轟く。
キレイな添乗員さんの眼がするどくなる。ひきしまった表情になる。
合図をうけて、ロープウェイはゆっくりと動き出した。

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下を見る。
なんにも考えずに、
ただ下を見る。










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「いいでしょう、この景色。よぉく、見ておきなさいよ」
展望台でぼんやりと景色を眺めていたら、オジサンがひとり、話しかけてきた。
相槌をうつと、また、繰り返しおんなじことを言う。
まるでこの景色が、オジサンのモノ、のような語り方だ。
よぉく、よぉく・・・
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by soratohana | 2006-08-31 00:30 | しまなみ海道旅日記

しまなみ海道旅日記3 (8月11日 尾道)

在来線で尾道へ向かう。
BD-1子よ、調子はいかが?

背後から、勢いよく音がする。「プシュッ」 

  昨日から、自転車がパンクしたらどうしよう・・の妄想にとりつかれていたワタシ。
  パンク修理を覚えずに、タビにきていたワタシ。

(パンクした音だ!!)
とっさに振り返るワタシの眼がとらえたもの。
それは、缶ビールをおいしそうに飲むカップル。

そ、そうか・・缶のフタ、あける音だったんだ・・(汗)

お昼前の在来線。車中で仲良くおしゃべりしながらの缶ビール。
時間がのんびりとしている。空気が穏やかだ。

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アラ、林芙美子さんじゃぁないの。こんにちは。

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by soratohana | 2006-08-31 00:00 | しまなみ海道旅日記


フリーランスフォトグラファー岩間愛 ワタシ42歳 夫エフ30歳 息子ハナ0歳の3人家族           写真使用機材Canon5D3とiPhone6              写真と日記


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